アコムで借りたお金を全て返済した人は、解約をしておくのがおすすめです。
しかしアコムの解約方法が詳しくわからず、どう手続きすれば良いか分からず困っている人も多いでしょう。
実はアコムのカードローンを解約する方法はとても簡単です。
今回はアコムの解約方法を3パターン紹介し、手続きの流れや必要書類などを解説します。
端数や無利息残高がある場合の対処法や、アコム解約のメリット・デメリットにも触れているので、アコムの解約を検討中の方はぜひご覧ください。
アコムの解約方法は3種類!流れを解説
アコムは借入金を全額返済しても自動で解約が行われるわけではないため、自分で解約手続きをする必要があります。
アコムでは、こちらの3つの方法で解約ができます。
- アコム総合カードローンデスクで解約
- 店頭窓口で解約
- 自動契約機(むじんくん)で解約
それぞれ窓口の営業時間や必要書類等が異なるため、事前に手続きの流れを確認してから解約を行うのがおすすめです。
またいずれの方法にせよ、残高がゼロになっていなければ解約はできません。
ATMやインターネット上で事前に残債を確認し、返し終わっていないお金が少しでもあるのなら、全て返済しておきましょう。




アコム総合カードローンデスクで電話解約する方法
1つ目に紹介するのが、アコムが設置する総合カードローンデスクに電話して解約する方法です。
アコム総合カードローンデスクとはお客様サポートセンターのような機関で、解約に限らず、カードローンに関する様々な問合せが可能です。
総合カードローンデスクに電話して解約する一番のメリットは、手間がかからない点です。
電話は10分程度で終わりますし、カードを自分で処分すれば、電話1本で全て完了させられます。
電話の受付時間は土日祝日関係なく9:00~18:00。毎日営業しているので自分が解約したいタイミングで電話ができます。
会社勤務の方でも昼休み等の休憩時間を利用して、解約の電話をかけられるのは嬉しいポイントです。
アコム総合カードローンデスクで解約する場合の、手続きの流れは以下のとおり。
- アコムローンカードを手元に準備する
- アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話する
- 音声ガイダンスに従い、オペレーターにつなぐ
- 「カードローンを解約したい」と伝える
- カード記載の会員番号と生年月日を伝える
- カードの返却方法を選択する
- 解約証明書を受け取るかどうか選択する
ローンカードの返却方法は「郵送」「店頭に持参」「自分で処分する」の3つから好きなものを選べます。
自分で処分すると、アコムへカードを送る手間がないためおすすめです。
ローンカードには個人情報が入っており、そのまま捨てたり放置すると第三者に悪用される危険性があります。
そのままゴミ箱に捨てず、ハサミで細かく切り刻んでから捨てましょう。
もしカードの処分に不安がある人は店頭窓口での解約をおすすめします。アコムスタッフがローンカードを処分してくれるため安心です。
自分でローンカードを処分するのは嫌だけど、店頭窓口も最寄りにない場合は、郵送でアコムに返却も可能です。
郵送料にくわえ320円の手数料がかかるため、手間や負担なく返却したい人にはおすすめできません。
アコムの店頭窓口で解約する方法
2つ目は店頭窓口にて、対面でアコムのスタッフと解約手続きを行う方法です。
何か分からない点があればスタッフにその場で聞けるので、安心して手続きを進められます。
店頭で解約手続きを行う場合の、流れは以下の通りです。
- 運転免許証などの本人確認書類とアコムカードを持参してアコム店舗に行く
- スタッフに解約したい旨を伝える
- 本人確認書類を提示する
- スタッフに借入残高を確認してもらう
- アコムカードを返却する
- 解約証明書を受け取るか決める
注意点としては、アコムはそもそも店舗窓口が少ないことです。
公式サイトの「店舗・ATM検索」で、店頭窓口で申し込みができる施設を検索すると下記の4店舗しか確認できません。
- 西新宿支店: 東京都新宿区西新宿1丁目3-1 新宿サンフラワービル2F
- 川崎駅前支店:神奈川県川崎市川崎区駅前本町5-3 KOWA川崎駅前ビル2F
- 天王寺支店:大阪府大阪市天王寺区堀越町16-9 毎日シルバービル4F
- 梅田支店:大阪府大阪市北区小松原町1-7 ミスターりんビル2F
店舗の営業時間も平日の9時半から18時のみです。
このため近隣に住んでいる人でなければ、店舗での手続きは難しいと言えるでしょう。
店舗手続きのメリットとしては、残高がある場合、1円単位でその場で返済ができる点です。




自動契約機(むじんくん)でアコムを解約する方法
アコムが設置している自動契約機むじんくんでも、解約手続きが可能です。
むじんくんは全国で900箇所以上存在しており、土日を含め、9時から21時まで営業しています。
最寄りのむじんくんの位置が知りたい方は、アコム公式サイトの「店舗・ATM検索」で近くの店舗を探しましょう。
むじんくんで解約を行う場合の手続きの流れは、以下の通りです。
- カードを持参して最寄りのむじんくんに向かう
- 画面上「受付開始」ボタンをタッチ
- 「会員の方」ボタンをタッチ
- 「お問合せ、ご相談」ボタンをタッチ
- 備え付けの電話でスタッフに解約の旨を伝える
- 総合カードローンデスクでの対応と同様
- カードを処分、もしくは返却する
むじんくんを利用する場合、移動する手間やカードを家に持ち帰り処分する必要もあります。
このような手間を考えると、むじんくんでアコムを解約するメリットはあまりないといえます。




アコム解約に必要な書類は解約方法によって違う
アコム解約に必要な書類は、解約方法によって異なる点に注意してください。
それぞれの方法における必要書類について、解説します。
店頭窓口での解約は本人確認書類・ローンカードが必要
アコムでは店舗窓口で解約する場合のみ、本人確認書類の提出が求められます。
店頭窓口の場合、本人確認書類を忘れると再度足を運ぶ必要があるため、出発前に必要書類を準備しましょう。
本人確認書類として認められるのは、以下のような書類です。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 健康保険証
単に契約者本人だと確認するのが目的であり、コピーは取られないので安心してください。
アコムのローンカードは、その場でスタッフに返却して処分してもらうのが安全だと言えるでしょう。
ローンカードと本人確認書類を提示すれば手続きはすべてスタッフがやってくれるので、解約手続き自体はスピーディーに完了します。
自動契約機・電話での解約は生年月日と会員番号を伝えるだけで完了
自動契約機(むじんくん)や電話で解約する場合、本人確認書類は必要なく、生年月日と会員番号があれば問題ありません。
会員番号は必ず必要なので、番号が記載されたアコムローンカードを手元に用意しておくのがおすすめです。
会員番号がわからない場合は、オペレーターへ伝えると、氏名や生年月日から照合してくれます。




アコムの返済額に端数がある場合の解約方法
カードローンの返済では、毎月きちんと返済していても、端数や無利息残高が生じる場合があります。
アコムを解約するには、前提条件として借入金が完済されていなければならないので、端数や無利息残高も事前に返済しておかねばなりません。
しかし銀行口座から毎月決まった額を引き落としている人のように、端数をどのように返済すればいいかわからない人もいるはず。
千円未満の端数を含む、アコムの具体的な返済方法は「アコムでの返済方法は何種類?一括払いのやり方と返済の疑問を解決!」で詳しく解説しています!
端数や無利息残高が残っているとアコムを解約できない
最終返済で残った端数は、無利息残高として取り扱うこともできますが、解約したい場合は0円にしないと解約できません。
カードローンの返済では利息が日割りで発生するため、実際には5万円や10万円などキリのいい金額を借りていても、端数や無利息残高が発生します。
毎月の返済も1万円などキリが良い金額で返済している場合が多く、結果的に端数が生じる場合は多いです。
残高はATMや店舗には出向かなくても、電話やインターネットで確認可能。
Q.残高は何で確認できますか?
A.インターネットやお電話でのご確認、またはお近くのATMや店舗へのご来店でご確認いただけます。(参照元:【アコム公式FAQ】残高は何で確認できますか? )
インターネットの場合はマイページにログイン、電話の場合はアコムのフリーコールにかければ、残高の有無や金額を教えてくれます。
完済したと思い込んでいても、実際は残高が残っているかもしれないので、解約前に事前確認を必ず行いましょう。
そのまま放置していても問題はありませんが、解約する際には清算する必要があります。
アコム解約後の書類を受け取る方法
アコムは解約の際に契約書類を返却してはくれません。
アコムでは契約事前説明書や契約内容通知書といった契約書類をネット上で交付しており、そもそも返却すべき書類が存在しないため。
ただし他社でローンを借入したいとき、アコムの解約を証明する次のような書類が必要となるケースがあります。
- 解約証明書
- 残高証明書
アコムが発行する解約証明書ってどんな書類?
解約証明書はアコムへの返済義務がもうない状態で、解約した事実を証明する書類のこと。
住宅ローンやおまとめローンなどの高額な融資を受ける際に、提出を求められることがあります。
発行してもらう場合は、店頭窓口で受け取るか郵送してもらうか選択しましょう。
アコムは希望すれば残高証明書を受け取りできる
アコムでは、希望すれば残高が0円と記載された残高証明書の発行を受けられます。
発行できる書類は残高証明書であり、完済を証明する完済証明書は受け取れません。
アコムでは、来店もしくは郵送により、残高証明書の発行を受けられます。残債ゼロを証明する書類が欲しい場合は、残高証明書を申請しましょう。
問合せは、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)から可能。店頭で解約手続きを行えば、その場で即日、残高証明書を受け取れるため、発行を急ぐ場合は店頭窓口での解約がおすすめです。
郵送の場合、自宅に解約後の郵送書類が届きます。
アコムからの郵便物は「ACサービスセンター」名義で送付されるため、家族が消費者金融だと気付く恐れはそこまで高くありませんが、借金していたとバレるのが不安な人は受け取りを慎重に行う必要があります。
アコムを解約するメリットとデメリットは?
完済後、アコムで再度借入の可能性がある人は、解約をしなくても問題ありません。
ただし、人によってはアコムを解約しておいた方がメリットがあります。
実際にアコムを解約するメリットとデメリットをまとめてみました。
アコムを解約するメリット
アコム解約による主なメリットは、以下の2つです。
- ローン審査で有利に働く可能性がある
- 無駄な借入をしなくなる
アコムを解約すれば、住宅ローンや自動車ローンの審査の際に通りやすくなる可能性があります。
解約すれば完済したことの証明にもなり、返済する意思がある人だと思われるためです。
逆に言うと、完済していても解約していなければ、またお金を借りる可能性があると思われる可能性も。審査するローン担当者からするとリスクが高い人に思われます。




アコムを解約すると「またすぐにお金を借りられる!」といったカードローンへの甘い考えをなくせるのもメリットです。
何度も消費者金融からお金を借りてしまう人は、限度額までは何回でも借りられると癖になっている人も多いでしょう。
もちろん返済できれば間違いありませんが、むやみにアコムでお金を借りると金銭感覚が狂ってしまう恐れもあります。
一度借りたお金は返済するまで利息が発生するため、気づいたら何年もかけて返済しなければならないほど借入額が膨らむことも…。
ギャンブルのためにお金を借りて「倍に増やしてして返そう」と考え、逆に借金を増やしてしまう最悪のケースも想定されます。
完全に解約すれば、すぐにはお金を借りられない状況になります。
今まで返済に使っていた分も、貯金や生活費に回す余裕が生まれ、生活が一変するかもしれません。
アコムを解約するデメリット
一方で、アコムを解約するデメリットは以下の2つです。
- いざというときにすぐお金を借りられない
- 再入会にはもう一度審査が必要
アコムを解約すると、今までのようにすぐお金を借りられなくなります。
アコムの即日融資に毎回頼っていた人は、解約後に借入できず困ってしまう可能性も0ではありません。
何かあった時の保険として、返済が終わってもアコムを契約したままにしておくのもひとつの手ではあります。
一度アコムを解約すると、再度アコムでお金を借りたくなった際に、初回と同様に審査を受けなくてはいけません。
改めて申し込み情報の入力や本人確認書類や収入証明書の提出、在籍確認も受ける手間があります。
再審査では初めて申し込んだときより、融資条件が不利になる場合もあるので、解約しないのも一つの手です。
特に転職などで収入が低くなってしまった人は、限度額が低くなる恐れがあり、アコムを解約しないままにしておくのがいいでしょう。



