クレジットカードでお金を借りるには?キャッシングの流れと事前に知っておきたい5つのこと

クレジットカードには「キャッシング」という、お金を借りる機能があることをご存知ですか?

冠婚葬祭などで急にお金が必要になったときでもクレジットカード1枚で手軽にお金を借りられるので、キャッシングはとても便利です。

ただ、クレジットカードのキャッシングを利用するにはあらかじめ審査を通過しておく必要があります。

この記事ではクレジットカードでお金を借りる方法や流れについて説明したうえで、キャッシングを利用するときに知っておきたいことをまとめていきます。

クレジットカードでお金を借りるキャッシングとはどんな機能?

クレジットカードには買い物の支払いをするショッピング機能だけでなく、「キャッシング」という現金を借りる機能を付けられます。

クレジットカードのキャッシング機能は一度申し込んで審査に通ればいつでも利用できるので、急にお金が必要になって困ったときに便利です。

ここではクレジットカードのキャッシングについて、基本的なことをまとめていきます。

ショッピング枠とは別にキャッシング枠が設けられている

クレジットカードの利用限度額

クレジットカードを持っていると「ショッピング枠」を使って支払いができることを知っている人は多いですが、「キャッシング枠」については知らない人もいると思います。

クレジットカードのキャッシング枠とは、直接現金を借りられる枠のこと。

コンビニATMなどでクレジットカードを入れてキャッシング枠を利用すれば、指定した金額のお金を借りることができます。

例えばショッピング枠100万円・キャッシング枠30万円のクレジットカードなら、支払いに使えるのは100万円まで、借金できるのは30万円までです。

ちなみに法律上ショッピング枠の扱いは「立替金」ですが、キャッシング枠は「借金」の扱いになるという違いもあります。

*クレジットカードと関連法律
一般のクレジットカードにはショッピング(販売信用)の機能とキャッシング(消費者
金融)の機能があります。そのため、クレジットカードは割賦販売法、貸金業法という2
つの法律の適用を受けることになります。
つまり、分割払いやリボルビング等を利用したショッピングの部分は割賦販売法の適用
を受け、キャッシングの部分は貸金業法の適用を受けるわけです。
引用元: 先生のためのクレジット教育実践の手引き|日本クレジット協会

またクレジットカードのキャッシング枠で借りたお金はどんな目的に使ってもOKで、例えば以下のような用途が代表的です。

  • 生活費の補てん
  • 冠婚葬祭の費用(ご祝儀・お香典など)
  • 急に発生した医療費
  • 旅行の費用

趣味や娯楽に使っても大丈夫ですが、いずれ返す必要のあるお金なので使いすぎないよう気を付けたいですね。

クレジットカードでお金を借りる流れ!具体的な方法と手順を解説

クレジットカードのキャッシングでお金を借りるには、申し込み→審査→引き出しといった手順を踏む必要があります。

キャッシング機能はクレジットカードに最初からついているものではないので、まずはカード会社にキャッシングを申し込むところから始まります。

キャッシングの申し込みをすると審査を受けることになり、通過すればお金を借りられるようになります。

実際にお金を借りるには、コンビニなどのATMに行くかネットキャッシングを利用してください。

クレジットカードでお金を借りるにはキャッシングの申し込みが必要

クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠と違って、最初から付いているものではありません。

クレジットカードでお金を借りるには、必ず事前にキャッシングの申し込みをする必要があります。

キャッシング枠を申し込むと審査を受けることになり、通過しないとお金を借りられません。

審査に通ったら、年収・勤務先・勤続年数などにもとづいてクレジットカード会社がキャッシングの限度額を決めます。

一度審査に通りさえすれば、限度額の範囲内でいつでも何度でもお金を借りられるので便利です。

キャッシングの申し込みはクレジットカードのマイページから行うのが一番手軽。

今持っているクレジットカードも発行手続きのときにキャッシングを申請していれば審査に通っている可能性があるので、一度確認してみるといいですよ。

すでにクレジットカードを持っているならキャッシング枠が付帯している場合も

クレジットカードを持っている人の中には、申し込みの時点でキャッシングを申請して審査にも通過しているけれども忘れてしまっている人もよくいます。

自分のクレジットカードにキャッシングの機能がついているかどうかは、ネット上で確認するのが一番かんたん。

クレジットカードのマイページに行って、「現在のご利用可能額」といった名前のページをチェックしてみましょう。

楽天カードの場合は、アプリを確認するとこちらのようにキャッシング利用可能枠が表示されています。

楽天カード キャッシング利用可能枠

キャッシングの利用可能枠が設定されていれば、その金額の範囲内でお金を借りられます。

持っているクレジットカードにキャッシング枠を追加するには?審査は必要?

クレジットカードのキャッシングを追加する方法で一番かんたんなのは、インターネットから申し込みを行うこと。

持っているクレジットカードの公式サイトへ行き、キャッシングの申し込みフォームから手続きしてください。

キャッシングの申し込みができるのは基本的に、安定した継続的な収入がある人です。

また年齢制限もありますが、対象となる年齢はクレジットカード会社によって違います。

条件を満たしているかどうか公式サイトで確認してから、申し込みを行いましょう。

クレジットカードでキャッシングを利用して実際にお金を借りる手順

キャッシングの審査を通過したら、銀行やコンビニのATMまたはネットキャッシングを使って実際にお金を借りることができます。

銀行のATMでキャッシングを使えるのは、三井住友カードやMUFGカードのような銀行系クレジットカードです。

JCBカードやオリコカードといった銀行系以外のクレジットカードでキャッシングを利用する場合は、コンビニに設置されているATMを使いましょう。

ATMにクレジットカードを入れて「キャッシングのご利用」「お借入れ」などのボタンを押し、4桁の暗証番号と利用額を入力すればOK。

ネットからキャッシングを申し込めるクレジットカードも

もう一つの方法として、エポスカードやイオンカードなどネットキャッシングができるクレジットカードを持っていればインターネット上でお金を借りられます。

ネットキャッシングとはスマホやパソコンで利用でき、指定した銀行口座に借りたお金を振り込んでもらえるサービスのこと。

ネットキャッシングのいいところは、どこからでも申し込みができて振込の時間にも融通が利くところです。

忙しくてATMに行っている時間がない人には、最適の方法ですね。

クレジットカードで借りたお金を返済するには?損しないためのポイント

クレジットカードのキャッシングで借りたお金は、最終的には全額返済しなければなりません。

キャッシングの返済方法としては、一括返済とリボ払いの2つがあります。

自分の御財布事情に合わせた返済の仕方が選べるのは助かりますよね。

利息が高いクレジットカードのリボ払いは避けるべき

一括返済とはキャッシングで借りたお金を支払い1回で返済する方法です。

一括返済を選んだ場合、クレジットカードの引落日にキャッシングで借りたお金が口座から引き落とされます。

10万円を借りたとしたら、一度に10万円返すのが一括返済。

一括返済だと借りたお金を最短の日数で返済することになるため、利息が膨らまないうちに借金を完済できます。

一方、リボ払いはキャッシングで借りたお金を毎月一定額ずつ返済していく方法のこと

借りた金額が10万円でも一度に10万円を返済するのではなく、5000~1万円程度ずつ数カ月かけて返していきます。

一括払いと違って毎月の返済の負担は軽く済みますが、返済期間が長くなるので利息は高くついてしまいます。

返済期間 利息の合計額
1カ月 約1500円
3カ月 約4600円
6カ月 約9000円
12カ月 約1万8000円

表のように返済期間が延びるほど利息の金額も増えていきますので、早めの返済を心がけましょう。

決められた返済額より多く返して返済期間を短くする「繰り上げ返済」も可能です。

月ごとに決められた返済額しか返さないと大部分が利息の支払いで消えてしまいますが、5000円のところを7000円返済するなど余分に支払えば、その分はすべて元本の返済になります。

元本を減らせば利息の金額も小さくなるので、頑張って返済していきましょう。

クレジットカードでお金を借りる上で知っておくべき5つのこと

クレジットカードのキャッシングで実際にお金を借りる前に、知っておきたい5つのポイントがあります。

  • クレジットカードを持っていても借りられないことがある
  • 審査後はお金を借りられるようになるまで最大1~2週間かかる
  • 借入の限度額がある
  • お金を借りた翌日から利息が発生する
  • 返済が遅れるとペナルティを受ける

知らないと余計に利息を支払わなければならなくなる場合もあるので、一度目を通してみてください。

クレジットカードでキャッシングできないのはどんな時?

キャッシングを申し込んで審査を通過しても、お金を借りられないこともあります。

キャッシングでお金を借りられない原因としては、以下のようなものが考えられます。

  • 限度額を超えている
  • 滞納している
  • ATMの誤操作

それぞれを詳しく見ていきましょう。

限度額を超えている

クレジットカードで借りられるお金はキャッシング枠の範囲内なので、限度額を超える金額を借りようとしても受け付けてもらえません。

一回で限度額以上の金額を借りようとした場合だけでなく、以前から借りていた金額と合わせると限度額を超えてしまう場合もキャッシングを利用できません。

滞納している

キャッシングでお金を借りたものの返済ができずに滞納している場合も、当然ながら新しく借りることはできません。

他社からの借入や携帯代などの滞納がある場合も情報が共有されるので、無関係なカード会社のカードでもキャッシングが使えなくなります。

ATMの誤操作

キャッシングでお金を借りるときは暗証番号を入力することになりますが、繰り返し暗証番号を押し間違えると不正防止のためにロックがかかってしまいます。

ロックがかかるとカード会社に連絡してロック解除の手続きをとるまで、お金を借りることなどができません。

またクレジットカードの種類によっては対応していないATMもあるので、使う前に公式サイトなどで一度確認してみるとよいでしょう。

キャッシングは審査から借入まで1~2週間ほどかかる

クレジットカードのキャッシングには審査があり、カード会社にもよりますが結果が返ってくるまでに3日程度の時間がかかることが多いです。

長い場合は1~2週間かかることもあるので、キャッシングの利用を考えている人は早めに申し込みをしたほうが無難

一方、セゾンカードなど即日でキャッシングの利用ができるクレジットカードもあります。

即日発行できるクレジットカードならキャッシングですぐにお金を借りられる

クレジットカードがないとキャッシングでお金を借りられないので、即日でお金を借りたければ即日発行のクレジットカードを探すことになります。

即日発行に加えて即日審査にも対応しているカードを見つける必要がありますが、条件を満たしているカードの例としては「ACマスターカード」や「セゾンカードインターナショナル」があります。

最短1時間で発行できるACマスターカード
ACマスターカード

ACマスターカードは、審査最短30分、発行まで1時間と最速で発行できるクレジットカード。
即日発行といえばコレ!といえるクレジットカードで、ネットから申し込めば1時間後にはクレジットカードを手に入れられます。

キャッシングに特化したクレジットカードなので、カードさえ発行できればその場でお金を借りることも可能。

申し込む前にカードを発行可能か診断できる「無料3秒診断」も受けられます。

今すぐクレジットカードでお金を借りたい人は、ACマスターカードを選びましょう。

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店頭で発行可能なセゾンカード
セゾンカード

セゾンカードインターナショナルは「クレジットカードのセゾン」でおなじみのクレディセゾンが発行しているカード。

年会費は永年無料、ブランドもVISA・MasterCard・JCBから選べるので気軽に申し込めるカードだといえます。

スマホやパソコンからオンラインで申し込めば最短即日で発行してもらえるので、すぐにキャッシングの審査に移れます。

セゾンカード公式サイトによると、最短即日のキャッシングは以下のような流れで利用できます。

  • セゾンカード公式サイトから申し込み
  • 対象の金融機関を登録
  • 電話で申し込み内容の確認
  • メールにて審査結果を通知
  • 指定したセゾンカウンターでカードの受け取り
  • キャッシング利用開始!

セゾンカード以外にも、ACマスターカードやエポスカードといったカードが即日でのキャッシングに対応しています。

それぞれのカードについて詳しく説明してあるので、即日でキャッシングを利用したい人は以下の記事も参考にしてみてください。

キャッシングで即日融資できるおすすめのクレジットカードとお金を借りる流れ

ショッピング枠の限度額によってキャッシング枠で利用できる割合が決まる

キャッシング枠はショッピング枠の枠内に設定されるものなので、ショッピング枠よりもキャッシング枠を高額にはできません

つまりクレジットカード全体の限度額はショッピング枠の限度額ということになります。

ショッピング枠とキャッシング枠の違いを解説する画像

例えばショッピング枠が50万円でキャッシング枠が10万円だった場合、カード全体の限度額は60万円ではなく50万円です。

この場合、キャッシング枠で10万円を借りたらショッピング枠の利用可能額は40万円に変わります。

逆にショッピング枠で50万円すべてを支払いに使うと、キャッシング枠は0円になるのでお金は借りられません。

クレジットカードでお金を借りたいときは、カードで買い物をしすぎないように注意してください。

利息はキャッシングでお金を借りた翌日から発生する

クレジットカードのキャッシングでお金を借りると、返済するときに利息を一緒に支払うことになります。

利息とはお金を借りたことに対する手数料のようなもので、借りている期間が長くなればなるほど金額が大きくなっていきます。

利息が発生するのは、お金を借りた日の翌日から

民法の第140条では、期間を定めるときは初日を含めないことが決められています。

利息を計算する期間についても同様で、お金を借りた当日は利息計算の日数に含められません。

第百四十条 日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない。ただし、その期間が午前零時から始まるときは、この限りでない。
(引用元:e-Gov法令検索|総務省)

つまりお金を借りた当日に全額返済すると、利息はまったくかからないということです。

また全額でなくても当日に返済した金額はすべて元本(もともと借りた金額)の返済に充てられるので、翌日から発生する利息を小さく抑えられるというメリットがあります。

例えばキャッシングで10万円借りると、1カ月後には約1500円の利息がかかります。

これを当日に5万円を返済して元本を5万円にしておけば、1カ月後の利息は700円あまりで済みます。

当日に返済するのが無理だという人も、もともと決められている返済スケジュールより多く返済する「繰り上げ返済」をすれば利息を減らせますので、覚えておいてください。

クレジットカードでの返済を遅延した場合はペナルティ対象

キャッシングで借りたお金は毎月返済していくことになり、月に1回の返済期日が設けられます。

返済期日に遅れてしまうとペナルティの対象となり、新しくお金を借りられなくなるうえ「遅延損害金」を支払わなければならないというデメリットを受けます。

遅延損害金とは借金を延滞した日数に応じてかかる料金のこと。

レンタルDVDを借りた時、期限までに返却できないと延滞料として料金が上乗せされますよね。

遅延損害金はその延滞料にあたるお金で、利息と同じ方法で計算されます。

滞納が長引けば長引くほど遅延損害金も増えていくので、できるだけ早く解消するようにしましょう。

クレジットカードでお金を借りるのに向いている人は?

クレジットカードのキャッシングでお金を借りるメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 一度審査を通過すれば好きなときにお金を借りられる
  • 海外でもお金を借りられる

キャッシングを利用するにはクレジットカード発行の審査とキャッシングの審査を受ける必要がありますが、一度審査を通過すれば何度でもお金を借りられます。

急にお金が必要になったときでもすぐに借りられるので、いざというときも安心ですね。

一方キャッシングのデメリットとしては以下の2点があります。

  • 借入限度額が小さい
  • 金利が高い

クレジットカードで借りられるお金の限度額は、銀行カードローンや消費者金融のキャッシングなどと比べると少額になっています。

金利も18%程度かかることがほとんどですが、18%は元本が10万円以上100万円未満の場合の上限金利なので、かなり高いといえます。

第一条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
一 元本の額が十万円未満の場合 年二割
二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分
(引用元:e-Gov法令検索|総務省)

第十二条の八 貸金業者は、その利息(みなし利息を含む。第三項及び第四項において同じ。)が利息制限法(昭和二十九年法律第百号)第一条に規定する金額を超える利息の契約を締結してはならない。
(引用元:e-Gov法令検索|総務省)

メリットとデメリットを踏まえて考えると、クレジットカードでお金を借りるのに向いている人としては以下のような例があげられます。

  • 急にお金が必要になったときに備えたい人
  • 借りたい金額が少額の人
  • すぐに返済できる人

借りたい金額が大きい人は、限度額がもっと大きい消費者金融のキャッシングなどを利用するとよいでしょう。

利息を抑えたい人や返済期間が長引きそうな人は、金利が低い銀行カードローンが利用できないか検討してみることをお勧めします。

監修者情報
林裕二林裕二 2018年に2級FP技能士検定に合格後、AFP登録を行う。その後、FPライターとして金融系記事をメインに多くのサイトへ寄稿するとともに、大手金融サイトで記事監修も開始。現在も多くの金融サイトや大手出版社のメディアへ記事を寄稿。ファイナンシャルプランナーとして、読者に対して正しい情報を届けられるよう監修を行う。また、ファイナンシャルプランナーとしての専門知識に加え、ライターとして培ってきた知識を踏まえ、専門性の高い監修を行うことを心掛けている。