引越しのお金を借りる6つの方法!相場と費用をおさえて借入するコツも紹介

引越しのお金を借りる

引越しにはさまざまな費用がかかるので、お金が足りるか気になるのも当然です。

「そもそも引越しにはどれくらいお金がかかるの?」
「引越しのためのお金は借りられる?」
「借りるならどこがいい?」

このような疑問を持っている方に向けて、引越し費用の目安やおすすめの借り方、費用を安く済ませるコツまでまとめてご紹介します。

引越しのお金を借りるには?都合に合わせて選べる6つの方法

ローン商品を利用する、市役所で相談するなど、引越しのお金を借りる方法はいくつかあります。

最も簡単なのがローンを利用する方法です。ローンにはさまざまな種類があるので商品選びをきちんとすれば引越し費用の借入も可能。

引越し費用を借りる6つの方法について、具体的に見ていきましょう。

  • 消費者金融のカードローン
  • クラウドローンの引越し専用ローン
  • 銀行のカードローンまたはフリーローン
  • 市役所で相談して借りる
  • 親や友達から借りる
  • 自治体の助成金を利用できる場合は利用する

条件によっては自治体から助成金が受けられるなど、知らないと損をする情報もあるのでぜひ参考にしてください。

消費者金融は急ぎの引越しや短期間の借入に向いている

消費者金融のカード

プロミスやアコムなどの消費者金融のカードローンでは、使用用途が自由なのでもちろん引越し費用としてお金を借りられます。

引越し費用として消費者金融を利用するメリットは次のとおり。

  • 融資までのスピードが速い
  • 短期間の引越しなら無利息サービスで利息なしで借入可能
即日融資に対応!敷金・礼金などの初期費用にも利用できる

消費者金融最大のメリットは即日融資に対応している点。敷金・礼金など、引越しには急な出費がつきものです。

おさえたい物件や引越し業者があるのに、お金がなくて確保できなくては元も子もありません。

そんなとき消費者金融なら、借りたい場面で最短1時間後にはお金を借りられます。

銀行のカードローンやフリーローンは即日融資には対応していません。その日中に借りられるのは消費者金融のみなので、今すぐ引越し資金が必要な人は消費者金融一択ということになります。

無利息サービスで金利0円!短期間の引越しにぴったり

引越し費用を借りるのに消費者金融が向いている理由2つ目が、無利息サービスがあること。

引越しのお金を借りるとなれば、一時的に借りて返済する人がほとんどでしょう。

そんなとき消費者金融の無利息サービスを利用すれば、利息を0円におさえて資金を借りることも可能です。

SMBCモビット以外の大手消費者金融では、無利息キャンペーンを行っています。

消費者金融 無利息サービスの内容 無利息が始まる時期
プロミス 30日間無利息 初回借入をした日の翌日から
レイクALSA 60日間全額無利息(WEB申し込み限定)
30日間全額無利息
借りた金額のうち5万円が180日間無利息
契約日の翌日から
アイフル 最大30日間利息0円 契約日の翌日から
アコム 30日間金利0円サービス 契約日の翌日から

金利が18.0%の業者で10万円借りた場合で、30日無利息キャンペーンを利用すると、1ヶ月以内に全額返済できれば1,524円の利息を節約できます。

業者によって契約日の翌日から無利息が適用される方法と、初回借入をした日から無利息が適用される方法とがあるので、注意しましょう。

初回契約日の翌日から無利息が適用される場合、例えば12月1日に契約をして12月5日に借入をすると、12月2日~4日まではお金を借りないうちに無利息期間が過ぎてしまいます。

30日間無利息の場合、実質無利息になるのは27日間になるわけですね。

無利息キャンペーンの内容を元に業者を決める場合、特におすすめの業者は2つ。

  • レイクALSA
  • プロミス

消費者金融で引越し費用を借りる場合、引越しの日にちょうど合わせて申し込みや契約をするのは難しいもの。できる限り無利息期間を有効に活用できる業者を探して契約すると、よりお得にお金を借りられます。

借りる金額に合わせて無利息サービスを選べるレイクALSA
レイクALSA ローンカード

レイクALSAはWEB申し込み限定で60日無利息サービス※1※2が利用でき、Webから申し込めばどこよりも長い期間無利息で借入できます。

また借入額の5万円まで180日間無利息※1※3になるサービスも選べるので、引越しの費用でそこまで大きい金額を借りる予定がない人は、180日間無利息を利用しても良いでしょう。

どちらが得になるかレイクALSAの公式サイトで早見表を見て調べられますし、シミュレーションもできます。借入額を元にお得な方を選びましょう。

レイクALSAでのお金の借り方を解説

レイクALSA(レイクアルサ)でお金を借りるには?審査や在籍確認、借り方についてわかる!

お金を借りた翌日から無利息期間が適用されるプロミス
プロミス ローンカード

プロミスは他の業者とは違って初回借入をした日の翌日から無利息期間が適用されます。
つまり無利息期間を30日間すべて活用できるということ。

引越し用にカードローンを契約したものの、いざ借りる日が遅く、無利息期間が短縮されてしまっては非常にもったいないです。
プロミスなら引越し前に契約だけしておけば、借りた翌日から30日間まるまる無利息サービスが適用されます。

新規契約者は利息の上限が17.8%なので、上限が18.0%の他の業者よりやや低い点でもおすすめです。

プロミスの審査や在籍確認について!借りる流れを画像付きで教えます!

Webで完結するクラウドローンの「引越しローン」

クラウドローンのキャプチャ

最近では引越センターがローン会社と提携した「クラウドローン」もあります。

関東圏限定ではありますが、引越し費用の他に、敷金・礼金などの初期費用も借りられるなど、用途が広いのがメリット。
来店不要で借りられるので、銀行のようにわざわざ窓口へ行く必要もありません。

対象地域の人はぜひ利用を検討してみましょう。

銀行のカードローン・フリーローンなら引越しの都合に合わせてお金を借りられる

引越しを目的にお金を借りたい場合、以下のようにさまざまな目的に利用できるローンが向いています。

引越しに使えるローンの種類 特徴
カードローン 一度契約をしておけば決められた金額の範囲で何度でも借入可能
借りたお金の使い道は事業など一部の目的を除いて原則自由
フリーローン 必要なお金を一度にまとめて借りる
借りた後は返すだけの使い方をするローン
借りたお金の使い道が決まっていればさまざまな目的に使える
カードローンは限度額の範囲内で何度でも借りられるローン

カードローンは申し込みをすると審査が行われ、利用限度額が決められます。決められた利用限度額の範囲なら、何度でもお金が借りられるのがカードローンです。

たとえば申し込みの際に利用限度額が20万円と決まったら、20万円一度に借りても10万円だけ借りても構いません。

10万円借りた後やっぱりお金が足りないと思えば、追加で10万円まで借りられます。

引越しでカードローンを選んだ方がいいのは、次の場合です。

  • 引越し後に家具家電の購入などが必要でさらにお金を借りる可能性がある
  • 今後引越し以外でもお金を借りる可能性がある

カードローンは事業に使うなど一部の目的を除いて、借りたお金の使い道が自由です。

引越し後の生活費の足しにする・欲しいものを買うときに使うなど、お金が必要な時に便利なので、今後に備えて引越しを機にカードローンを選ぶ方法もあります。

楽天銀行スーパーローンは引越しに便利!

数ある銀行カードローンの中でも、引越しのお金を借りるのに向いているのが「楽天銀行スーパーローン」です。

楽天銀行には、こちらのようなメリットがあります。

  • ランクによってカードローンの審査を優遇
  • 楽天カードの支払い口座として設定すると楽天市場でポイントアップ

楽天銀行の利用状況によって審査が優遇されるだけでなく、楽天市場での買い物もお得に楽しめます。

引越しで家具や生活品を大量に購入する際は、楽天スーパーローンでお金を借りて、楽天市場で買い物をすると、賢くポイントを貯められます。

楽天銀行スーパーローンの審査が甘いのは本当?審査基準と通過のポイントを調査

フリーローンは一度借りたら返すだけのローン

フリーローンは必要なお金を一度にまとめて借りる性質のローンで、追加の借入はできません。追加で借りたいと思ったら、再度フリーローンに申し込み直して審査を受ける必要があります。

フリーローンはさまざまな目的にお金を使えますが、お金を借りる時点で使い道がはっきりしていなければいけません。選ぶ商品によっては、見積書を提出しなければいけない場合もあります。

引越しでフリーローンを選んだ方がいいのは、次の場合です。

  • 少しでも金利を抑えたい
  • 引越しまでに余裕がある
  • 見積書が用意できる
  • 引越し費用だけ借りられれば問題がない

お金を借りると利息がつくので、利息を少しでも抑えたい人はフリーローンが向いています。一度借りたら返すだけなので返済計画が立てやすく、借り過ぎを防げるメリットもあります。

みずほ銀行を例に見てみると、フリーローンとカードローンの金利の違いは以下の通りです。みずほ銀行の場合、フリーローンではなく多目的ローンという商品名になっています。

ローンの種類 金利 10万円借りて1年で返済したときの利息
多目的ローン 変動金利:5.875%
固定金利:6.55%
変動金利:3,456円
固定金利:3,859円
カードローン 2.0%~14.0% 8,373円円
※14.0%で計算

初めて借入をする場合は最も高い金利になるケースが多いため、利息の比較は高い金利で計算しています。1年で返済する場合で、4千円近く利息の金額に差が出ていますね。

フリーローンはカードローンよりも手続きに時間がかかり、通常1週間程度、長い場合は2週間程度待たなければいけない場合もあります。

引越しまでに時間的な余裕があって金利を抑えたい場合には、フリーローンが向いています。

主要銀行のフリーローンの金利
商品名 金利
りそな銀行 フリーローン 年6.0%~14.0%
三井住友銀行 フリーローン(無担保) 年5.975%
イオン銀行フリーローン 年3.8%~13.5%

銀行によっては稀に引越し用の専用ローンを設けているところもある

銀行によっては「多目的ローン」という形で、引越し専用のローンを設けているところもあります。

多目的ローンのメリットは、目的が決まっていれば審査に通りやすい点です。

引越しローンは引越しを目的として借りられるローンなので、敷金・礼金・引越し費用など、引越しに関わる費用を借りたいと申告すれば審査に通りやすくなります。

カードローンやフリーローンより金利が低くなりやすいのも特徴。自分が契約している銀行に多目的ローンがある場合はぜひ利用してみましょう。

銀行フリーローンで引越しのお金を借りるデメリット

銀行のフリーローンは低金利なので少しでも節約したい場合には便利ですが、以下のような注意点も。

  • 来店でしか契約できない場合も
  • 融資までに時間がかかる
  • 用意すべき書類が多い
  • 学生は利用できない・年収に制限があるなど条件が厳しい商品も
  • 一括返済や繰り上げ返済に手数料がかかる商品も
選ぶ銀行によっては来店契約しか対応していない場合も

選ぶ銀行によっては、来店契約しかできない場合があります。

申し込みはネットでできても、契約するには一度来店しなければいけないパターンもあるので、引越し前で忙しい時に時間が作れるか検討する必要があります。

融資までに時間がかかる商品が多い

消費者金融のカードローンは早ければ即日融資が可能です。銀行のカードローンでも、早ければ翌営業日に審査結果が出る商品も多く見られます。

フリーローンは、借入までに1週間以上かかる商品もあります。

急いで引越しをしたい場合は、手続きに時間がかかるのは避けたいところです。

用意すべき書類が多い商品も

カードローンはさまざまな目的に使えるため、借りたお金の使い道を示す書類は不要です。

フリーローンはカードローンと同じようにさまざまな目的に使えますが、申し込みの段階で使い道がはっきりしていなければいけません。

本当に申し込みの際に記入した用途でお金を使うのか確かめるために、商品によっては資金使途を確認するための書類として以下のような書類の提出を求められます。

  • 見積書
  • パンフレット
  • カタログ

引越しの場合は見積書を提出します。

他にも本人確認書類や収入証明書類の提出も必要です。

商品によっては資金使途を確認するための書類の提出が不要な場合もありますが、必要な場合が多いと考えて用意しておく必要があります。

条件が厳しい商品もあるので注意

フリーローン商品の中には、利用条件が厳しいものもあります。いくつか例を見てみましょう。

銀行名と商品 注意すべき利用条件
りそな銀行
フリーローン
学生はアルバイトで安定収入があっても取り扱いできない
三井住友銀行
フリーローン(無担保型)
前年度の税込年収が200万円以上必要
現在も安定収入があるのが条件

このように利用条件が厳しく定められている商品もあり、申し込めない場合があります。

さらに借入金額も10万円以上など下限が決められている場合があり、引越しの費用だけ借りるのが難しい商品もあります。

三井住友銀行のフリーローン(無担保型)を例に、借入金額に関するルールを見てみましょう。

10万円以上300万円以内(1万円きざみ)
※なお、お借入金額は以下の範囲内とします。
・本ローンを含めた無担保総借入額が前年度税込年収の50%以内
・ご提出いただく納付書、パンフレット、見積書または契約書等に記載の金額と同じかそれよりも少ない金額
(引用元:三井住友銀行│フリーローン(無担保型)お借入金額

りそな銀行やイオン銀行の商品を確認しても、やはり借入額は10万円からとなっています。

消費者金融では1万円からでも借りられるので、必要に応じて申し込めます。

一括返済や繰り上げ返済に手数料がかかる商品も

カードローンの場合一括返済や繰り上げ返済をしても手数料はかからないので、余裕があるときには早めに返すと利息の節約が可能です。

フリーローンでは、商品によっては一括返済や繰り上げ返済に手数料がかかる場合も。

たとえば伊予銀行ではフリーローンの一部繰り上げ返済をしたり返済期間を変更したりすると、5,500円の手数料がかかります。
この金額はかなり大きいですね。

手数料無料で繰り上げ返済ができる商品もあるので、繰り上げ返済を予定している人は事前に手数料を確認しておきましょう。

市役所では住居に関わるお金を借りることができる

引越しのお金を借りる場合、各都道府県に設置されている社会福祉協議会に相談すると、「生活福祉資金貸付制度」という制度を活用できる場合があります。

対象となるのは、低所得者や高齢者で引越しに関わる資金を支払えない人です。

「生活福祉資金貸付制度」は、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支えるとともに、その在宅福祉及び社会参加の促進を図ることを目的とした貸付制度です。
(引用元:社会福祉法人全国社会福祉協議会│生活福祉資金について

引越しが目的の場合は、総合支援資金の中の住宅入居費が利用できます。この資金の概要は以下の通りです。

貸付限度額 40万円以内
お金の使い道 敷金や礼金など住宅の賃貸契約を結ぶ際に必要な費用
据置期間 6ヶ月以内
返済期間 据置期間が過ぎてから10年以内
利子 保証人あり:無利子
保証人なし:年1.5%
連帯保証人 原則必要
なしでも貸付可能

「生活福祉資金制度」は金利が低く、保証人がいない場合でも年1.5%で済みます。限度額の上限である40万円借入をした場合、利息は次の通りです。

  • 5年間で返済:15,380円
  • 10年間で返済:30,920円

消費者金融で借りると利息が18.0%程度かかるので、同じ期間借入をすると利息は以下のようになります。

  • 5年間で返済:209,420円
  • 10年間で返済:464,840円

利息の金額がこれだけ違うと、かなり負担が減りますね。対象となる世帯でなければ利用できないなどの制限はありますが、借入できるならぜひ検討したい方法です。

据置期間とは返済を待ってもらえる期間ですが、引越し直後の物入りな時期に返済をしなくて済むメリットもあります。返済期間も10年と長いので、余裕を持って返済ができます。

生活福祉資金制度のデメリット

「生活福祉資金制度」にはデメリットもあるので、利用するか慎重に検討しましょう。

  • 低所得世帯であるなど条件に合っていないと利用できない
  • 審査に時間がかかる(1ヶ月から2ヶ月が目安)

利用条件に合っていないと利用できない資金で、審査に時間がかかります。急いで引越しをしたいときには、間に合わない可能性もあるため注意しましょう。

生活福祉資金貸付制度の詳しい申し込み方法や、市役所で相談できるその他の制度については、こちらの記事で解説しています。

市役所でお金を借りる方法

市役所でお金を借りる生活福祉資金貸付制度についてわかりやすく解説

親や友達から引越しのお金を借りる

誰かに相談できる状態なら、親や友達からお金を借りる方法もあります。

メリットは以下の通り。

  • 利息がかからない(または少ない利息で借りられる)場合が多い
  • 収入の有無に関係なく借りられる

親や友達から借りる場合は利息はいらないと言われる可能性も高いですが、後でもめないよう利息を付けるか無利子か決めてから借りましょう。

利息を付ける場合、親や友達から借りる場合でも法律の制限を受けます。利息制限法という法律によって、利息の上限は高くても年20.0%までと決まっていて、この金利を超えると無効になります。

高すぎる利息を請求された場合は、他の方法を考える方が安心です。

親や友達から借りる場合の注意点

親や友達から借りる場合は返済できないと関係が悪化する可能性があるので、注意しましょう。

親や友達が相手だとつい甘えたくなりますが、誰が相手でも借金には違いありません。そこで、借りる時には次の点を決めておきましょう。

  • いつまでに返すかはっきり決めておく
  • お金の返し方を決めておく

ずるずると返済が伸びると相手も返してもらえるか不安になるので、返済を済ませる時期をはっきり決めておきましょう。

お金の返し方についても一括で返すのか毎月少しずつ返すのか、手渡しで返済するのか振り込みで返済をするのかも決めておきます。

もめごとを避けるなら、親しい中であっても借用書を作成しておきましょう。借用書に記載すべき内容は以下の通りです。

  • 借入金額
  • 借入をした日付
  • 返済方法や返済期日
  • 契約書を作成した日
  • お金を借りた人と貸した人両方の住所・氏名を自筆して押印

他にも返済が遅れたときの対処法(一括返済をするなど)や返済に遅れたときに損害賠償として払うお金(遅延損害金)について記載しても構いません。

親にお金を借りる方法と理由を100名に調査!トラブルなく借りられる言い方も紹介

自治体によっては引越しすると助成金が貰えるところもある

住んでくれる人を増やす目的で、自治体によっては新たに引越しをしてくる人に対して助成金を出している場合があります。

たとえば秋田県の鹿角市には「鹿角市ふるさとライフ引越し支援補助金」の制度があります。

次の人を条件をすべて満たしている人を対象に、引越し費用を補助する制度です。

  • 鹿角市に移住して鹿角氏の住民基本台帳に住民登録されている人
  • 秋田県ふるさと定住機構に登録している人または移住した年か翌年に鹿角市内で新規就農を目指している人
  • 生活保護受給世帯や公務員ではない

補助してもらえる費用は次の通り。

  • 引越し業者に支払った費用
  • 引越しのために必要な交通費
  • 不用品の処分費

その他必要と認められる経費が支給される場合もあります。

このように条件に合っていればお得に引越しができる可能性もあるので、移住先の事態に利用できる助成制度がないか確認しましょう。

引越しにかかる費用はどのくらい?借りる前に相場をチェック!

引越しにかかる費用はどれくらいなのでしょうか。相場を知っておけば、お金を借りる計画も立てやすくなりますね。

引越しでかかる可能性がある費用について、相場を具体的にチェックしましょう。

引越し業者に支払う費用

引越し業者に支払う費用は、引越しの距離・時期・荷物の量などによって異なります

例として単身世帯の場合の相場を見てみましょう。

移動距離 繁忙期(2月~4月) 通常期(5月~1月)
15km未満 荷物小:42,496円
荷物大:58,981円
荷物小:36,609円
荷物大:48,514円
15km~50km未満 荷物小:47,698円
荷物大:64,493円
荷物小:38,730円
荷物大:50,077円
50km~200km未満 荷物小:51,419円
荷物大:82,816円
荷物小:46,950円
荷物大:65,166円
200km~500km未満 荷物小:59,989円
荷物大:98,207円
荷物小:56,149円
荷物大:81,866円
500km以上 荷物小:69,406円
荷物大:120,496円
荷物小:65,776円
荷物大:100,545円
全平均 荷物小:52,210円
荷物大:75,761円
荷物小:44,358円
荷物大:57,503円

(参考:SUUMO引っ越し見積もり)

全体的な相場は荷物が少ない場合で5万2千円程度、荷物が多いと5万7千円程度です。

荷物の量は利用するトラックの大きさで分類されます。単身者の場合荷物小は軽トラック1台分、荷物大は1.5トンから2トンのトラックが必要な荷物量を言います。

単身世帯以外でもトラックの大きさが引越しの費用に関係しています。

今の家と新居を行き来する交通費

引越しは一度で済むものではなく、引越し先に何度か出向いて準備をする必要があります。

その際に以下の費用がかかる可能性があります。

  • 車で行く場合:ガソリン代や高速代など
  • 公共交通機関で行く場合:バス代や電車代など

引越し先が近い場合はそれほど金額がかからなくても、引越し先が遠いと一度の交通費でもかなりかかる場合があります。

新居との行き来の費用も計算しておきましょう。

敷金・礼金や仲介手数料

引越しでは敷金・礼金・仲介手数料が必要になる場合があります。それぞれのお金の意味と、相場を見てみましょう。

お金の種類 特徴 相場
敷金 部屋を損傷させた場合の修理費など
保証金の役割をするお金
契約終了時に残っていれば返金
家賃1~2ヶ月分
礼金 大家さんなどへのお礼の意味合いのお金
返金されない
家賃0~2ヶ月分
仲介手数料 不動産会社へ支払う手数料 家賃の半月~1か月分に消費税を足した金額

家賃が5万円の賃貸物件に住む場合にすべての費用が最大限かかったとすると、合計で25万5千円です。計算式は以下の通り。

敷金:5×2=10万円
礼金:5×2=10万円
仲介手数料:5×1×1.10(消費税)=5万5千円

これだけの費用が引越し費用とは余分にかかりますので、足りなくならないように計算に入れておく必要があります。

家賃の前払いを求められる場合には、さらに費用が高くなります。前払いの家賃は1ヶ月分ではなく2ヶ月分必要な物件もあるため、事前に調べて準備しておきましょう。

引越しの挨拶回りの粗品代

地方へ引越しをする際には、アパートやマンションなどの集合住宅であれば上下左右の部屋の人と、大家さん・管理人さんへ、引越しの挨拶をすることもあります。

挨拶回りをする場合は、粗品を用意します。

地域によって異なる場合もありますが、引越しの粗品の相場は500円から1,000円程度で、大家さんや管理人さんの場合は1,000円から2,000円程度です。

新しく引越す先だけではなく、これまでお世話になった人達にも挨拶をするほうが好印象です。

新しい家具や家電

新しい家具や家電が必要な場合、その費用も考えなければいけません。

今間でのものが使える場合はいいですが、カーテンのサイズが合わない、古くなっているので引越しを機に家電を買い替えるなど、必要に迫られて揃えなければいけないものが出てくる場合もあります。

引越し費用を少しでも抑えるには?借りる金額を少なくするためのコツ

引越しの費用は高くつくので、できれば少しでも抑えたいものです。引越しの費用を抑えるためにコツをおさえておきましょう。

  • 敷金や礼金がかからない物件を選ぶ
  • 可能な限り引越しの荷造りは自分でする
  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 繁忙期を避ける
  • 引越しの日時を指定しない
  • 不用品を断捨離する

今回は以上の6つのコツについて、詳しくご紹介します。

敷金礼金が掛からない物件を選ぶ

敷金や礼金が掛かる物件だと多い場合はそれぞれ家賃2ヶ月分がかかるので、かなりの負担になります。

敷金や礼金が掛からない物件を選ぶと、引越し費用が抑えられます。

敷金や礼金が掛からない物件を選ぶ際の注意点

敷金には部屋を損傷した場合にそこから支払いをしたり、退去時に部屋をきれいにするために使ったりするものなので、本来は欠かせない費用です。

その費用がないのにはいくつかの理由が考えられます。

  • 室内清掃費など別の費用が設けられている
  • 何かあった時の修理代が実費で必要な場合も
  • 退去時に部屋を元通りにするための費用が掛かる
  • 家賃が周辺の相場より高くなっている

大家さんとしては部屋の状態を維持しなければいけないので、敷金を0にするのは難しいものです。

上記のような理由がないかを確認して、あとで困らないようにしておきましょう。

近年では賃貸住宅サービス会社の方針として敷金や礼金を請求していない物件もあるので、そういったものを探す方法もあります。

礼金は空室を作りたくないなどの理由があって、0になっている場合もあります。

こちらは部屋の現状維持に関連するお金ではないので、最近ではなしになっている物件も多く見られます。

可能な限り自分で引越しの荷造りを行う

引越しの梱包は原則有料のサービスです。

引越しの荷造りは自分でやっておくと、オプション料金は発生しません。

引越し作業を行うスタッフが兼任で梱包をしてくれる場合で1人につき2万円程度、専任スタッフが派遣される場合は1人につき3万円程度の料金が別に発生します。

荷造りはできるだけ自分でやりましょう。

複数の業者から相見積もりを取る

引越しの見積もりだけなら無料で取れるので、複数の業者から見積もりを取って比較すると料金の低い業者を見つけられます。

インターネット上には一括で無料見積もりができるサービスもあるので、上手に利用しましょう。

引越し業者の繁忙期はなるべく避ける

引越しの繁忙期は2月から4月で、この時期は引越し費用が高くなっています。

この時期は就職や入学などに備えて引越しをする人が多く、依頼が増えるからです。

繁忙期には料金設定に関係なく依頼が来るので、通常の料金で引越しが行われます。閑散期は引越しをする人が少ないので、依頼を取るために料金を安くしています。

繁忙期が高いというより、繁忙期の料金が正規の料金なんですね。

料金が割り引かれる時期を狙うと、安く引越せます。特に安い時期など注目すべきタイミングは、以下の通りです。

年単位なら11月から12月 通常期では最も安い
月単位なら月の前半 月の初めから新生活を目指す人が多いので
曜日なら月曜から木曜日※ 土日祝日は引越す人が多いので高い
休みの前日に引越す人も多い
時間帯なら午後から夕方 早く済ませたい人が多いので午後から人手が空く

※祝日の前日は除く

人手が空いている時の方が安いと覚えておけばいいですね。

調整が可能な部分は調整すると、少しでも安い料金で引越せます。

先程引越し業者に支払う費用の部分でご紹介した表を元に比較すると、繁忙期と通常期では最も近い移動距離15km未満で荷物が少ない場合でも、6千円近く料金に差が出ます。

これだけの差が出るのは大きいですね。

作業の日時は指定せず業者に任せる

作業の日時を指定せずに業者に任せると、引越し費用が安くなる場合があります。

業者に任せると人手が空いている時を選んで引越しが行われるので、料金の割引ができる可能性が高いからです。

引越しをする前に不用品の断捨離を行う

荷物の量が違うと引越し費用が異なります。

先ほど引越し業者に支払う費用の部分でご紹介した表で、最も移動距離が少ない15kmの通常期を例に見てみると、荷物が少なければ36,609円でできる引越しが、荷物が多い場合は48,514円になります。

トラックの大きさの違いが目安になるので、不用品の断捨離を行って1人暮らしの人なら軽トラックに乗る程度の量にできると、引越し費用が抑えられます。

事前に運べる荷物を自分で運んでおく方法でも費用が節約できる場合がありますが、その際は往復のガソリン代や交通費などを計算してどちらが得になるかを考えましょう。

クレジットカードの分割払いに対応している不動産会社もある

不動産会社によっては、以下の料金の分割払いに対応してもらえる場合もあります。

  • 敷金
  • 礼金
  • 前払いの家賃
  • 仲介手数料

消費者金融のカードローンで借入をしたくても年収の関係で引越し費用を全額まかなうのが難しい時には、これらの費用を分割払いで支払うと初期費用を抑えられます。

クレジットカードがないと分割払いできない

敷金などの分割払いは、クレジットカードの利用を前提としています。クレジットカードを持っていないと利用できません。

残高不足になりそうな時も、注意が必要です。

クレジットカードの返済が遅れると、その情報が個人信用情報機関と呼ばれる機関に登録されます。

個人信用情報機関はお金の貸し借りに関する情報を集めて保管している機関で、借りたお金を返済ができなかった経験があるとクレジットカードの利用が停止される、新たなローン審査に通らないなどの問題が起こります。

分割払いで料金を支払うには、対応してくれる不動産会社を探す必要もあります。物件の選択肢が狭くなるのもデメリットの一つです。

監修者情報
林裕二林裕二 2018年に2級FP技能士検定に合格後、AFP登録を行う。その後、FPライターとして金融系記事をメインに多くのサイトへ寄稿するとともに、大手金融サイトで記事監修も開始。現在も多くの金融サイトや大手出版社のメディアへ記事を寄稿。ファイナンシャルプランナーとして、読者に対して正しい情報を届けられるよう監修を行う。また、ファイナンシャルプランナーとしての専門知識に加え、ライターとして培ってきた知識を踏まえ、専門性の高い監修を行うことを心掛けている。