公務員がお金を借りる共済貸付ってどんな制度?バレたくない人におすすめのローンも紹介

公務員は加入している共済組合の「共済貸付」を利用してお金を借りられます。

「住宅ローンの手付金を支払いたい」
「結婚式の費用を借りたい」
このように公務員であっても急な出費でお金を借りたい場面はあるはず。

共済貸付を利用すれば、銀行よりも安くお金を借りられます!
今回は公務員がお金を借りる制度「共済貸付」について詳しく解説していきます。

共済貸付はお金を借りる目的が限定されるのが弱点です。
もしも公共料金の支払いやギャンブル、旅行などの娯楽費用のためにお金を借りたいなら、カードローンを利用しましょう。

また借入を急ぐ人もカードローンが向いています。
職場にバレたくない人におすすめのカードローンは下記からチェックできます!

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共済組合の貸付は公務員だけがお金を借りられる制度

区役所の写真
共済貸付を取り扱う共済組合は、公務員が所属している組合です。
そのため共済貸付は公務員のみが利用できる借入方法となっています。

対象となるのは以下の組合に加入している人。

組合の種類職業
国家公務員共済組合国家公務員
所属する省庁によって加入する組合が異なる
地方職員共済組合道府県の職員、地方団体関係団体の職員
指定都市職員共済組合指定都市の職員*
市町村職員共済組合市町村の職員
都市職員共済組合特定の市職員(北海道、仙台市、愛知県)
東京都職員共済組合東京都の職員
警察共済組合警察官、警察職員、警察庁職員、皇宮護衛官
防衛省共済組合自衛隊員、防衛省職員
公立学校共済組合公立学校の教職員、教育委員会職員
日本私立学校振興・共済事業団私立学校の教職員

*指定都市一覧はこちら

組合への加入が必須なので、組合員になれない非常勤の公務員は貸付を受けられません

ただし臨時職員として「常勤職員の勤務すべき時間以上勤務した日が1ヶ月に18日以上あり、1年以上その状態が続いた場合」のみ組合への加入が認められます。

共済組員(公務員)はどんな目的でお金を借りられる?

共済貸付は以下のように目的別で区切られています。
地方職員共済組合を例に見てみましょう。

貸付目的貸付限度額
普通貸付臨時で自動車や家電などの購入が必要なとき給料月額の6ヶ月分
※最高200万円
住宅貸付住宅の新築、増築、改築、修理、敷地購入にかかわる臨時の資金
※共済へ加入して1年以上の人のみ利用可
組合員期間と給料月額により決定
※最高1,800万円
一般災害貸付震災や火災、水害などの損害や盗難による臨時の資金給料月額の6ヶ月分
※最高200万円
住宅災害貸付震災や火災、水害などの損害による臨時の資金住宅貸付と同等
住宅災害再貸付住宅貸付を受けた上で、震災や火災、水害などの損害による臨時の資金住宅貸付と同等
※最高1,900万円
医療貸付組合員または被扶養者の療養給料月額の6ヶ月分
※最高200万円
入学貸付組合員または被扶養者の進学給料月額の6ヶ月分
※最高200万円
修学貸付組合員または被扶養者の修学修業1年につき180万円
結婚貸付組合員または被扶養者、子、孫、兄弟姉妹の婚姻給料月額の6ヶ月分
※最高200万円
葬祭貸付被扶養者または配偶者、子、父母、兄弟姉妹、配偶者の父母の葬祭給料月額の6ヶ月分
※最高200万円
高額医療貸付組合員または被扶養者が高額療養費の対象となる療養を受ける際の臨時資金高額療養費相当額
在宅介護対応住宅貸付要介護者にかかわる住宅貸付
※共済へ加入して1年以上の人のみ利用可
住宅貸付の限度額から介護にかかわる費用
※最高300万円
出産貸付組合員または被扶養者の出産出産費相当額

重要なのはいずれも「一時的な資金」として借入できる点。
カードローンのように、自由な用途では利用できず、あくまでも臨時の資金の範囲で借入を行わなければなりません。

普通貸付を不足している生活費の支払いやギャンブルに利用してはいけません。
また住宅貸付を他社で借りた住宅ローンの返済に充てることも禁止されています。

上記に当てはまらない目的でお金を借りたい場合は、カードローンを利用しましょう。

共済貸付のメリットとデメリット

共済貸付ならではのメリットをまとめました。

共済貸付のメリット
  • 金利がとにかく低い
  • 連帯保証人や保証料、抵当権設定が不要
  • 繰り上げ返済時の手数料がかからない
  • 借入の審査がゆるい
共済貸付は金利がとにかく低い

共済貸付の最大のメリットはとにかく低金利なこと。
特に普通貸付は他にはない低金利を実現しています。
国家公務員は地方公務員より金利が少しだけ高い傾向にありますが、それでも銀行や消費者金融よりもお値打ちな金利でお金を借りられます。

国家公務員と地方公務員の金利の違い
組合金利(普通貸付)金利(住宅貸付)金利(その他貸付)
国家公務員共済組合年利4.26%年利1.27%年利1.86%
地方職員組合共済年利1.26%年利1.26%年利1.26%

※2020年4月17日時点
※年利は地方公務員等共済貸付組合法に規定する退職等年金給付の基準利率に応じて変動

金利の低さをイメージするために、消費者金融・銀行と比較してみました。

消費者金融:年利18%
銀行ローン:年利14.5%
共済貸付:年利1.26%(地方公務員の場合)

仮に20万円を借入して2年で返済すると仮定します。

消費者金融:72,000円
銀行ローン:58,000円
共済貸付:5,040円

なんと利息だけで5万円以上の差に。いかに共済貸付の金利が低いかがわかります。

また高額医療貸付や出産貸付は、無利息でお金を借りられます。

連帯保証人や保証料、抵当権設定が不要

共済貸付でお金を借りるときは連帯保証人や保証料が不要です。

このメリットが最大に活かされるポイントは住宅の購入。

夫婦共働きで住宅を購入したり、高額な借入が必要な場合、連帯保証人が必要となりますが、住宅貸付では連帯保証人がいりません。

また保証料や抵当権設定も不要なため、住宅購入にかかる諸費用を節約できるのもメリットです。

保証料や連帯保証人が不要なのは、共済貸付が退職金を担保にお金を貸付しているため。

抵当権設定には司法書士へ依頼する必要があり、全体の費用を合わせると5~10万円が相場と言われています。
保証料だけでも50万円以上かかるので、諸費用だけで100万円を超えるケースも少なくありません。

諸費用がすべて不要になるのは大きなメリット。ただしその分、住宅貸付の金利が高くなるため注意しましょう。

繰り上げ返済の手数料がかからない

銀行の住宅ローンで繰り上げ返済を行うと通常1万円程度の返済手数料がかかるものの、共済貸付では繰り上げ返済の手数料が無料です。

公務員となるとボーナスも安定して出るので、毎月の給料やボーナスをコツコツ貯めて繰り上げ返済しようと考える人もいるでしょう。

最近ではネット上での決済で無料となる銀行も増えてきていますが、地銀やマイナーな銀行ではまだ手数料がかかります。

せっかくの繰り上げ返済で、無駄な手数料がかかるのを避けられるのは嬉しいポイントです。

借入の審査がゆるい

共済貸付はすでに組合員である人を対象に貸付を行うため、銀行ほど審査が厳しくありません。

審査が甘めなのは下記の理由が挙げられます。

  • そもそも対象となるのが常勤の公務員であること
  • 組合員になった時点で、給料や退職金が担保となるため、貸付のリスクが高くないこと

消費者金融や銀行のように個人情報機関への照合もないので、過去のカードやローンの利用履歴が見られることもありません。
カードローンで延滞した過去がある人でも問題なく借りられます。

審査では主に「利用用途」を見られるため、お金を借りる目的が明確であれば審査にはほぼ通ると思って間違いないでしょう。

一方で共済貸付には以下のようなデメリットもあります。

共済貸付のデメリット
  • 即日借り入れはできない
  • 借りる目的が限られる
  • 住宅貸付は銀行ローンよりも金利が高い
即日にお金を借りられない

共済貸付は、ゆるいとはいえ審査が行われます。
申込書の提出から貸付を受けるまでは、1ヶ月かかるので即日の借入はできません

また共済貸付は申込書類の提出締切日が毎月決まっています。

月初に申し込みをしても、審査が行われるのは翌月の初日で、貸付は翌月末となるため、借りたいときに借りられないのもデメリットです。

自治体によっても違いがあり、月末までに申込書を提出し、およそ1ヶ月をかけて審査や通知が行われ、翌月末に支給されるのが一般的です。
申込書提出の締切日を過ぎると、翌月分の申し込みとしてみなされ、送金がその分遅れることもあります。

翌月末までに至急お金を借りたい人は、銀行もしくは消費者金融のカードローンを利用しましょう。
消費者金融ならば、即日の借入も可能です。

借りる目的が限られる

貸付の目的に関する項目で解説したように、共済組合ではお金を貸し出す目的が限られています。

種別を見ると銀行の各種ローンと変わりはありませんが、カードローンやフリーローンといった種別がないため、ギャンブルや生活費の補填目的でお金を借りることはできません

飲み会代が足りない、友達の結婚式のご祝儀が必要、といったよくある借入目的では、共済貸付を利用できないのです。

自由に使えるお金を借りたい場合は、消費者金融や銀行のカードローンで借入を検討するしかありません。

住宅貸付の金利が高く、限度額が少なめ

生活貸付やその他特別貸付の金利が低いのに対し、住宅貸付だけは銀行よりも金利が高い傾向にあります。
理由としては共済貸付が独自審査を行っており、銀行の住宅ローンよりも借入しやすいため。

審査のハードルを下げている分、金利が高くなっていると思っておきましょう。

また限度額が低めに設定されており、勤続年数に応じて上限が変動するのもデメリット。

定年時の退職金を担保としていることから、今の年齢によっては借入できる期間が短くなります。
参考:住宅貸付の限度額

住宅貸付の利用がおすすめなのは、住宅の新築やリフォームにあたり頭金が少ない人。住宅ローンそのものは銀行で借入を行い、手付金や頭金の支払いに住宅貸付を利用するのがおすすめです。

公務員が共済貸付でお金を借りる流れと申込方法

ここからは実際に共済貸付でお金を借りる流れと申込方法を紹介します。

1.貸付申込書と添付書類を提出する

共済貸付には申込書と各種添付書類の提出が必要です。
貸付申込書は自治体によって異なり、様式も違うので注意しましょう。
各共済組合の公式サイトでダウンロードできる他、共済事務担当課でもらえます。

申し込みの必要書類
・貸付申込書
・借用証書
・借入状況申告書

貸付申込書では以下のような項目があります。

申込書に記入する項目の例
・借りたい金額と種別
・月給
・申し込む理由
・口座情報
・組合証番号

また他の金融機関ですでに借入があったり、普通貸付以外に申し込む場合は、以下のような書類が必要となります。

自治体によって必要書類は異なるため、所属する共済組合の公式サイトで確認を行いましょう。

他の金融機関から借入がある場合
・融資決定通知書
・償還表


住宅貸付の場合
・印鑑登録証明書
・上棟写真もしくは全景写真
・団体信用生命保険事業加入申込書


特別貸付(入学、修学、医療、結婚、葬祭、出産)で必要なもの
・合格通知書、入学許可証
・在学証明書
・医師の診断書
・結婚証明書もしくは案内状
・埋葬許可書
・領収書
・戸籍抄本または住民票
・母子手帳
※申し込む貸付によって必要書類は異なります。

2.共済事務担当課へ提出

申込書類は所属する組合の共済事務担当課へ提出します。
提出は持参の他に郵送でも対応してもらえるところがほとんどです。

提出には締切日が設けられており、締切日によって送金を行う日付も変わってくるため、早くお金を借りる必要がある人は早めの対応が重要です。

3.審査

提出した書類をもとに審査が行われます。

4.送金

申込書に記載した口座宛にお金が振り込まれます。
共済貸付の場合、毎月の送金日が決まっており、送金日以外ではお金を借りられません。

一般的に申し込んだ翌月の月末に振り込まれますが、自治体によっては月の前半後半に分けて振込を行うところもあります。

5.返済(償還)

送金された翌月から返済(償還)を行います。
償還の方法は自治体によって異なり、元利均等償還と元金均等償還どちらかを選べるところもあります。

共済貸付の場合、給与から控除を行うことで償還していくのが一般的です。
なおボーナスを併用して償還するかどうかは、申込時に選べます。

繰り上げ返済を希望する場合は「繰上返済申出書」の提出が必要となります。

共済貸付でお金を借りられないのはどんな人?

組合員であれば基本的に審査に落ちることはありませんが、以下に当てはまると審査に通らず借入できない可能性があります。

  • お金を借りる目的が共済貸付の用途に当てはまらない
  • 過去に共済貸付で延滞を繰り返したことがある
  • 他の金融機関で給料が差し押さえられるほどの金融事故を起こしたことがある
  • 組合員になって1年以内で貸付条件に当てはまらない

共済貸付の審査では「使用用途」が重視されるため、申し込む目的が貸付用途に当てはまらない場合、審査には通りません。

また審査がゆるいとはいえ、過去に共済貸付で延滞を繰り返している人は目をつけられている可能性があります。

金融事故を起こしたことがないのに借入できなかった人は、貸付条件に当てはまっているか確認してみましょう。

特に住宅貸付は、組合員になって1年以上経っている人でないと借入できません。
審査に通らなかった人は、共済貸付以外での借入を検討してみましょう。

公務員が共済貸付以外でお金を借りる方法は?

公務員は共済貸付以外の金融機関でも、比較的お金を借りやすい職業です。
過去には公務員専用のカードローンが存在したほど、金融会社にとっては安心してお金を貸せる職業のひとつなのです。

共済貸付では目的を果たせない人に、公務員がお金を借りる方法を紹介します。

カードローンを利用すれば公務員でもバレずに即日お金を借りられる

「今すぐにお金を借りる必要がある」
「なるべくお金を借りていると周りにバレたくない」

こう考える人におすすめなのが消費者金融のカードローンです。

公務員が消費者金融を利用しているイメージはあまりないかもしれませんが、金融庁の調査結果によると経営者や学生よりもお金を借りている人の割合が多くなっています。

消費者金融の利用者属性のグラフ

またこの調査で面白いのが闇金を利用した経験のある公務員が学生に次いで多い点。
バレずに今すぐお金を借りたいと考えている公務員の人が多いとわかります。

職場にバレないですぐにお金が欲しいと考えている人ならプロミスがおすすめです。

プロミスはWebからの申し込みなら、最短1時間でお金を借りられます。
また融資を受けるのに店舗へ行く必要がなく、Webで申し込んだ後は振込での借入が可能です。

金利は共済貸付と比べると高くなってしまいますが、一時的にお金を借りたい人であれば、30日間の利息0円サービスを利用してお金を借りられます。

共済貸付ではどうしても利息が発生してしまうのに対し、プロミスなら30日以内の返済なら無利息で利用できますよ!

職場への在籍確認はあるものの、「プロミス」だと名乗ることはないので消費者金融からの電話だとはバレません。
貸付申込書を提出しに共済事務担当課へ足を運ぶ方が、よっぽどバレるリスクが高いです。

どうしても職場への電話連絡を避けたいのであれば、在籍確認なしでお金を借りられる「SMBCモビット」もおすすめですよ!

その他、即日でお金を借りる方法は下記のページでも紹介しています。

>>今すぐお金を借りたい人へ!即日融資に対応している方法を紹介

銀行の公務員ローンを利用する手もあり

金利を少しでもおさえたい人は銀行カードローンを利用しましょう。
地銀では公務員専用のカードローンを取り扱う銀行もあります。

公務員カードローンの取り扱いがある銀行
広島銀行
東邦銀行
琉球銀行
愛媛銀行
沖縄銀行
沖縄海邦銀行

公務員カードローンのメリットは、給与振込で金利の優遇を得られる点と、借入の限度額を増やしやすい点
また専用でカードローンを設けているので、会社員よりも審査に通る確率は高くなるでしょう。

銀行は総量規制の対象外となるため、多額の借入を検討している人は共済貸付よりも借入できる金額が大きくなります。

一方で消費者金融のように無利息サービスはなく、即日の借入もできないのがデメリットです。

公務員でもろうきんでお金を借りられる

 
公務員は共済組合と同様に、ろうきんからもお金を借りられます。
ろうきんにはマイプランと呼ばれるカードローンがあり、自由な用途で利用できます。

ろうきんの組合員でなくても、安定・継続した年収が150万円以上あり、1年以上勤務している人であれば利用できるので、公務員であれば条件をクリアできるでしょう。

ただし団体会員でない場合は金利が5~8%かかります。金利の面でみると、共済貸付を利用する方がお得です。